こんにちは!フィジークが大好きなパーソナルトレーナーのゴリラです。
今回は、プロフィジーク選手のライアンテリー(Ryan Terry)について
- プロフィール
- 身体の特徴
- 経歴
- トレーニングメニュー
- 食事メニュー
- アパレル
これらのことを徹底的に解説しようと思います。
この記事を通して、ライアンテリー(Ryan Terry)についてさらに知ってもらえたら幸いです!
Contents
ライアンテリーのプロフィール
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- 本名:Ryan Terry(ライアンテリー)
- 生年月日:1988年11月17日
- 出身:イギリス
- 身長:177.8cm
- 体重(オフシーズン):88.5kg
- 体重(オンシーズン):83.9kg
ライアンテリーの身体の特徴
個人的な意見にはなりますが、ライアンテリーには以下の2つの特徴があります。
- 3D感のある腹筋
- 独特なポージング
それでは、1つずつ特徴を解説していきます。
3D感のある腹筋

腹筋周りはライアンテリーの最大の武器といっても過言ではありません。
形の綺麗なボコボコした3D感のある腹筋を持っており、圧倒的な存在感を感じます。
腹筋同士はやや離れているものの、形状も綺麗な四角形のシックスパックで見栄えが非常に良いです。
また、腹直筋だけでなく腹斜筋もかなり発達しており、何か埋め込まれているんじゃないかと錯覚してしまうくらいの3D感です。

例えば、上は2017年のアーノルドクラシックの写真ですが、真ん中のライアンテリーの腹筋の存在感が横2人に比べて明らかに強い事がわかります。
筋肉のサイズだけでなくて仕上がりの問題もあるとは思いますが、すごく3D感のある腹筋でかなり存在感が強いですね。

これはミスターオリンピア上位勢と比較しても同じですね。
左は2018年のミスターオリンピアで優勝した「ブランドンヘンドリクソン」、右は2017年ミスターオリンピア2位の「アンドレファーガソン」です。
3人の選手とも、個人的には腹筋周りがかなりキレイな選手だと思っているのですが、ライアンテリーの腹筋の3D感は2人と比べても強く見えます。
特に腹斜筋なんかはライアンテリーが頭1つ抜けているように見えますね。
事実、この大会でライアンテリーは優勝しました。海外の評価を見ても腹筋周りはかなり絶賛されてるようです。

独特なポージング
ライアンテリーのポージングは若干カクカクした印象を受ける、独特なポージングです。
これは上の動画を見るとわかりやすいです。2017年のミスターオリンピアですが、6位がライアンテリーです。
他の選手のポージングに比べて動きが若干堅いような、そんな印象を受けるポージングですね。
もちろん、これはライアンテリーならではの身体の見せ方なので、ポージングが下手とかではないです。
ただ、動画を見てると「人によってこんなにポージングが違うんだな」という印象を与えてくれる選手の1人でもあるかと思います。
なお、以下の動画でライアンテリーがポージングの解説をしています。
内容は英語になりますが、結構タメになる話をしているので、フィジークをやっている方は必見です。
ライアンテリーの経歴
14歳からトレーニングを開始
ライアンテリーは1988年にイギリスのノッティンガムシャー州で生まれました。
14歳という若さでトレーニングを始めたそうです。幼いころから水泳や体操などをやっていたそうで、運動はかなり好きだったそう。
ミスターインターナショナルで優勝し、モデルとして活躍

ライアンテリーは身体もかっこよいのですが、顔にも非常に恵まれています。
イギリスのいわばイケメンコンテストで優勝し、21歳でミスターインターナショナルという世界大会でも優勝しました。
その優勝がきっかけでモデルとしての仕事が増え、元々やっていた配管工を辞めたそうです。
プロフィジーク選手になり、アーノルドクラシックで優勝
モデルとして活動する中、ライアンテリーはフィットネスの道へと突き進み、2013年からプロフィジーク選手としての道を歩み始めました。
コンテストの経験は浅いながらも、2013年にアーノルドクラシックで優勝という偉業を達成し、当時大きな注目を浴びています。
2015年からは毎年ミスターオリンピアにも出場し始め、常に上位に入るといるという素晴らしい成績を収めています。
<近年のライアンテリーのコンテスト成績>
年 | コンテスト | 順位 |
2018 | Mr. Olympia | 3位 |
2017 | Arnold Classic Ohio | 1位 |
2017 | Mr. Olympia | 6位 |
2016 | Arnold Classic Ohio | 4位 |
2016 | Mr. Olympia | 2位 |
2015 | Pittsburgh Pro | 1位 |
2015 | Mr. Olympia | 4位 |
2015 | MIAMI MUSCLE BEACH PRO | 2位 |
2013 | UKBFF Nationals | 1位 |
2013 | Arnold Classic Euro | 1位 |
ライアンテリーのトレーニング
ライアンテリー(Ryan Terry)のトレーニングメニュー例を1部位ずつご紹介していきます。
ライアンテリーの最も代表的な1週間のスケジュールはこんな感じです。
- 月曜日:背中
- 火曜日:腕・腹筋
- 水曜日:脚(四頭)
- 木曜日:肩
- 金曜日:胸・腹筋
- 土曜日:脚(ハムストリング)・ふくらはぎ
- 日曜日:オフ
なお1週間のスケジュールは、自身の予定やコンテストまでの残り期間などによって常に変動するため、これはあくまでも一例となります。
また、ライアンテリーのトレーニングには以下3つの特徴があると感じています。
- 収縮と伸展を重視しており、可動域が広め
- ドロップセットやスーパーセットなどのテクニックを好む
- 限界が来るとチーティングをよく使う
それでは、1部位ずつ詳しく見ていきます。
胸のトレーニングメニュー
ライアンテリー(Ryan Terry)の胸トレーニングメニューはこんな感じです。
- インクラインダンベルプレス
2+4セット - インクラインダンベルフライ
3セット - チェストプレス
2~4セット - ケーブルフライ
- ディップス
- ダンベルプルオーバー
他のフィジーク選手同様に大胸筋上部を重視しており、インクライン系の種目を最初に持ってきています。
また、あまり高重量を扱わず、丁寧に効かせることを重視したトレーニングをしています。
なお、トレーニングの詳細についてはこちらで解説しています。

背中のトレーニングメニュー
ライアンテリー(Ryan Terry)の背中トレーニングメニューはこんな感じです。
- シーテッドケーブルロウ
2+4セット - ラットプルダウン
4セット - シーテッドロウ
4セット - ラットプルダウン
1+4セット - ケーブルプルオーバー
3~4セット
この日はかなり高重量を扱っており、身体の反動を思いっきり使ってガンガン上げています。
ただ、高重量を扱う中でも可動域はかなり広めです。どの種目も限界まで筋肉を収縮・伸展させています。
なお、トレーニングの詳細についてはこちらで解説しています。

脚のトレーニングメニュー
ライアンテリー(Ryan Terry)の脚トレーニングメニューはこんな感じです。
- レッグエクステンション
2+3セット - フロントスクワット
3セット - レッグプレス
3セット - ピットスクワット
4セット
ライアンテリーが好きなドロップセットは脚でも確認でき、レッグエクステンションとフロントスクワットで取り入れていました。
また、効かせることを重視しているようで、重量は比較的軽めです。
スクワットでも最高100kgでしかトレーニングしていませんでした。
なお、ライアンテリーは現在、大腿四頭筋とハムストリングを別々の日にトレーニングしているそうなので、今回は大腿四頭筋のみのトレーニングになります。
ハムストリングのトレーニングとしては
- スティフレッグドデッドリフト
- レッグカール
などを好んでやるようで、色んな動画でこの2つの種目をやるのを見ます。
なお、トレーニングの詳細についてはこちらで解説しています。

肩のトレーニングメニュー
ライアンテリー(Ryan Terry)の肩トレーニングメニューはこんな感じです。
- バーベルオーバーヘッドプレス
2+3セット - サイドレイズ
1+3セット - マシンリアレイズ
4セット - プレートフロントレイズ
4セット - ダンベルシュラッグ
6セット
最初にプレス系を1種目持ってきて、その後は三角筋の前中後で1種目ずつ、最後に僧帽筋に1種目という組み方ですね。
合計セット数は23セットやっており、さらに3つの種目でドロップセットなどの高強度トレーニングテクニックを使っています。
他の部位と比較しても比較的ハードで、肩をかなり重視してトレーニングしていることがわかります。
なお、トレーニングの詳細についてはこちらで解説しています。

腕のトレーニングメニュー
ライアンテリー(Ryan Terry)の腕トレーニングメニューはこんな感じです。
- マシンプリチャーカール+ドラッグカール
4+4セット - ケーブルプレスダウン+マシンディップス
4+4セット - ダンベルカール+ダンベルオーバーヘッドエクステンション
4+4セット - ハンマーカール+トライセプスディップス
4+4セット
二頭と三頭は全てスーパーセットでトレーニングしています。
また、腕はライアンテリーの弱点らしく、場合によっては週2回トレーニングすることもあるそうです。
その場合は、「高重量・低レップ・インターバル長め」「低重量・高レップ・インターバル短め」という2パターンに分けてトレーニングするそうです。
ちなみに、このメニューは「低重量・高レップ・インターバル短め」というパターンの紹介になります。
なお、トレーニングの詳細についてはこちらで解説しています。

腹筋のトレーニングメニュー
ライアンテリー(Ryan Terry)の腹筋トレーニングメニューはこんな感じです。
- ハンギングレッグレイズ
3~4セット - マシンクランチ+ケーブルウッドチョップ
2~3セット - シーテッドニーレイズ+ダンベルツイスト
2~3セット - プランク+サイドプランク
3セット
ライアンテリーは腹筋も他の部位と同様の扱いをしているため、トレーニング強度は比較的高く、頻度も週2回程度までしか入れません。
また、腹斜筋を高重量で鍛えるとウエストが太くなると考えているらしく、腹斜筋は特に重量設定に気を付けているそうです。
なお、トレーニングの詳細についてはこちらで解説しています。

ライアンテリーの食事メニュー
ライアンテリーは食事には強いこだわりを感じます。
高タンパクでクリーンな内容であることはもちろんですが、消化吸収もかなり気にしています。
今回はオフシーズンの食事内容になりますが、オフでもオンでもそこまで食事内容が変化するわけではないようです。
タンパク質の量は変わらず、炭水化物と脂質の量がやや減ると語っています。
それでは、ライアンテリー(Ryan Terry)の食事メニューを詳しく紹介していきます。
食事1(朝の有酸素運動前)

- レモンジュース:大さじ2杯
- リンゴ酢:大さじ2杯
- BCAA:10g
- グリーンパウダー(青汁のようなもの):1スクープ
- 水:300mlほど
この日の朝は全て液体での食事になりますね。上の物を全部シェイカーに入れ、シェイクして飲むそうです。
ライアンテリーは朝に20~30分の有酸素運動をするらしく、有酸素運動の15~20分前くらいに飲むそうです。
食事2(朝の有酸素運動後)

- オートミール:100g
- ブルーベリー:30g
- フレーク:20g
- ホエイプロテイン:2スクープ
オートミール100gで炭水化物が60g、プロテイン2スクープでタンパク質が50gあるそうです。
なお、プロテインは消化吸収の速い「ホエイアイソレート」を好んで飲んでいるようで、逆に消化に悪いカゼインプロテインは飲まないそう。
ちなみに、ホエイアイソレートで有名なプロテインでいえば、オプティマムのゴールドスタンダードなどがそうです。
【国内正規品】Gold Standard 100% ホエイ エクストリーム ミルクチョコレート 2.27kg (5lb)
食事3

- 全粒粉パン:2枚
- 全卵(Mサイズ):4個
- アボカド:0.5個
- 岩塩で味付け
食事3からようやく固形物っぽい食事が始まります。
- パン2枚で炭水化物30g
- 全卵4個でたんぱく質25g、脂質20g
- アボカド0.5個で脂質10g
という栄養成分だそうです。
食事4,5,6

【食事4】
- 鶏の胸肉:200g
- 白米
- アスパラガス
- 岩塩で味付け
【食事5】
- ステーキ:150g
- じゃがいも:250g
- アスパラガス
- 岩塩で味付け
【食事6】
- サーモン150g
- じゃがいも:250g
- アスパラガス
- 岩塩で味付け
食事4~6はまとめて作っています。
タンパク質源は偏らないよう、「鶏肉・牛肉・サーモン」という3種類のタンパク質を準備しています。
鶏肉の代わりに白身魚にするのもOKだと語っています。

トレーニング前・中・後のサプリメント

【トレーニング前】
- BCAA:10g
【トレーニング中】
- BCAA:10g
【トレーニング後】
- ホエイプロテイン(アイソレート):2スクープ
これを見ると、ライアンテリーは基本的なサプリメントしか摂っていないようですね。
BCAAは「エネルギーの維持・疲労減少・筋肉の回復促進」という理由で飲んでいるようです。
またトレーニング後も、消化吸収の良さを考えてホエイアイソレートプロテインを飲んでいるようですね。
ライアンテリーのアパレル
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ライアンテリーのアパレルといったら「Gymshark(ジムシャーク)」です。
ライアンテリーはGymsharkのアパレルモデルとして活躍しており、トレーニングでもよく着てるのを見ます。
Gymsharkは非常にカッコ良い服が多く、個人的にはロゴがすごく好きです。
実際、Gymsharkは世界中で大人気のブランドで、新店舗がオープンすると大行列ができることもあるそう。
残念ながら日本にはまだ店舗がないのですが、ネットで購入できます。僕もセールの時に買って、何着か持ってます。
まとめ:ライアンテリーについて
いかがでしたか?
今回はフィジーク選手のライアンテリー(Ryan Terry)について、経歴・特徴・トレーニング・食事メニューなどを解説しました。
世界的フィジーク選手のため、トレーニングや食事など、学べるところも多かったと思います。
気になったところは是非、自分のボディメイクにも活かしてみてください!