こんにちは!フィジークが大好きなパーソナルトレーナーのゴリラです。
今回は、海外のトップフィジーク選手である、ジェレミーポトビン(Jeremy Potvin)の胸トレーニングメニューについて解説します。
ジェレミーポトビン(Jeremy Potvin)といえば、Mr.Olympiaでも常連の世界的フィジーク選手ですね。
この選手の特徴の1つに、「まん丸とした大きな胸」というのがあります。
では、ジェレミーポトビンがどうやってこの大きな胸を作り上げたのか?
トレーニングメニューに注目して学んでいこうと思います!
Contents
ジェレミーポトビンの胸トレーニングメニュー
ジェレミーポトビン(Jeremy Potvin)の胸トレーニングをざっくりまとめるとこんなかんじです。
種目 | 回数 | セット数 |
スミスマシンインクラインプレス | 8-12 | 2 |
ハンマーストレングスインクラインプレス | 12 | 4 |
インクラインダンベルフライ | 8-12 | 4 |
ペクトラルフライ | 15 | 3 |
これを見るとわかる通り、トップフィジーク選手にしてはボリュームが少ないのがわかります。
おそらくこれはトレーニング頻度によるもので、動画内で彼は
「胸は週2回鍛え、筋トレは1日2回を週6~7日やる」
と答えていました。身体が疲れを感じたら休むそうです。
1つ1つのトレーニングボリュームを減らすかわりに、頻度を多くして各部位に刺激を与えているのかもしれません。
また、全体的に低重量で丁寧にトレーニングをする印象でした。
スミスマシンインクラインプレス

- 回数:8-12回
- セット数:ウォーミングアップ2set + メインセット2set
第1種目は、スミスマシンインクラインプレスです。
最初に50kg → 90kgとウォーミングアップをし、130kgから本番を始めていました。
特徴は、「深く降ろし、そこまで上げない」ということですね。
バーベルを降ろすときは胸につくくらいまでしっかり降ろし、上げるときは浅めに上げています。

だいたいこのくらいまで上げるイメージですね。
また、ベンチプレスであれば胸につくまで降ろす方でも、インクライン系になるとあまり降ろさないパターンが多いです。
一方で、ジェレミーポトビンはかなり深めに降ろす事を意識しているようですね。
実際、他のボディビルダーでも胸につくまでしっかり降ろしている方が結構多いですね。
また、ウォーミングアップは2setでメインセットも2setと、どちらのセットもボリュームが少ないのがわかります。
- 胸につくくらいまでバーベルを深く降ろす
- セット数は少なめ
- バーベルを上げるときは上げ切らない
ハンマーストレングスインクラインプレス

- 回数:12回
- セット数:4set
第2種目は、ハンマーストレングスインクラインプレスです。
いわゆる、チェストプレスのインクライン版みたいな感じですね。
ただ、このマシンは左右が独立したタイプで、片方ずつ動かせます。
ジェレミーポトビンはこのマシンの特徴を活かし、両手同時にやるのではなく、片手ずつトレーニングを行っていました。
なお、上の写真の通り、完全にイスを背にして座るのではなく、動かす方の手に対して若干身体を向けるように座ります。
ジェレミーポトビンいわく、
- 「収縮と伸展をとにかく意識する」
- 「高重量は必要ない」
だそうです。
実際、片方25kgのプレートしかつけていませんでした。かなり軽いですね。
そして、動作中も自分の胸をチラチラ見ながら筋肉の収縮と伸展を確認しているのがわかりました。
さらに特徴的だったのが、「重りを上げ切ったところで1秒ほど静止する」ということですね。
毎レップごとに常に静止し、丁寧に効かせるようにトレーニングしているのがわかりました。
- 片手ずつトレーニングをする
- 身体を動作をする手の方に向けて座る
- 重りを上げ切ったところで1秒ほど静止する
- 低重量で効かせるように丁寧に動作を行う
- 常に収縮と伸展を意識する
インクラインダンベルフライ

- 回数:8-12回
- セット数:4set
第3種目は、インクラインダンベルフライです。
ジェレミーポトビンは先ほどのハンマーストレングスインクラインプレスと同様、「高重量はいらない」と答えていました。
実際、片方15kgのダンベルで丁寧にトレーニングしていました。かなり軽いですね。
また、トレーニングを見て気づいたことが
- 手を開いた状態ではダンベルがハの字になる(上の写真)
- ベンチの角度が結構きつい。60度くらいにまで傾けてそう
- フォームが一切ブレない。肘の角度も常に一定
ということですね。
トレーニング中も常に収縮と伸展を意識しているようでしたし、重量よりも丁寧に効かせるのが大事ということですね。
なお、ベンチの角度はこんな感じです。
身体の傾きからも、かなり傾斜がついているのがわかりますね。

- 使用する重量がかなり軽め
- 手を開いた状態ではダンベルがハの字になる
- ベンチの角度がきつめ。60度くらい
- フォームが一切ブレない
- 収縮と伸展を常に意識する
ペクトラルフライ

- 回数:15回
- セット数:3set
最後の種目はペクトラルフライです。
ジェレミーポトビンは、先ほどのインクラインダンベルフライに比べると重量はかなり重く設定しているようです。

何kgかは確認できませんが、ダンベルフライが15kgだったことを考えるとかなり重いです。
実際、インクラインダンベルフライは軽々とやっており、余力を残しているような感じに見えましたが、この種目は結構全力でやっているように見えました。
ただ、それでもフォームはキレイですし、レップ数は15回と多めですね。
また、両手同士が合わさったときに一度静止し、胸を絞り切るような様子も確認できました。
- インクラインダンベルフライに比べると重量は重め
- これまでの種目の中ではレップ数が一番多い
- 両手が合わさるタイミングで一度静止し、胸を絞り切る
他の胸トレーニングメニュー
MUSCLE & FITNESSでは、ジェレミーポトビンの別の胸のトレーニングメニューが公開されていました。
紹介されていたメニューは、これまでお伝えしたメニューとはかなり異なるため、参考までに記載しておこうと思います。
メニューはこんな感じです。
種目 | 回数 | セット数 |
バーベルベンチプレス | 8-12 | 5 |
インクラインダンベルプレス | 8-12 | 5 |
ハンマーストレングスチェストプレス | 8-12 | 5 |
ダンベルプルオーバー | 8-12 | 5 |
インクラインダンベルフライ | 8-12 | 5 |
このトレーニングメニューを見ると、先ほど紹介したメニューに比べてボリュームがかなり多いことがわかります。
実際、トップフィジーク選手はこれくらいのボリュームのトレーニングを、各部位に対して週1回入れるのが多いイメージですね。
なので、週1回のときと週2回の時でボリュームを変化させているのかもしれませんね。
まとめ:ジェレミーポトビンの胸のトレーニングメニュー
いかがでしたか?
ジェレミーポトビン(Jeremy Potvin)のトレーニングは割と特徴的で面白いですし、参考になるポイントもたくさんありました。
やはり低重量で超丁寧に効かせているというのがすごく印象的でしたね。
是非、気になったポイントは実際のトレーニングで試してみてください!