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【デキスタージャクソンのすべて】経歴・身長・筋トレ・食事など解説

パンダ君
パンダ君
デキスタージャクソンってどんなボディビルダー?
Mr.ゴリラ
Mr.ゴリラ
かなりキャリアの長い、超大ベテランの世界的ボディビルダーだね!詳しく解説するね!

こんにちは!ボディビルが大好きなパーソナルトレーナーのゴリラです。

今回は、世界的ボディビルダーのデキスタージャクソン(Dexter Jackson)について

  • プロフィール
  • 身体の特徴
  • 経歴
  • トレーニングメニュー
  • 食事メニュー
  • アパレル

これらのことを徹底的に解説しようと思います。

この記事を通して、デキスタージャクソン(Dexter Jackson)についてさらに知ってもらえたら幸いです!

デキスタージャクソンのプロフィール

photo by bodybuilders.io
プロフィール
  • 本名:Dexter Jackson(デキスタージャクソン)
  • ニックネーム:The Blade
  • 生年月日:1969年11月25日
  • 出身:アメリカ合衆国フロリダ州ジャクソンビル
  • 身長:168cm
  • 体重(オフシーズン):107kg
  • 体重(オンシーズン):98kg
  • 胸囲:132cm
  • 腕まわり:50cm

デキスタージャクソンの身体の特徴

デキスタージャクソンの身体をひとことで言うと、「サイズは小さいが、左右対称で美しく弱点の無い身体」だと思います。

ビッグラミーみたいにバケモノのような大きな身体を持った選手とは違い、どちらかといえばプロポーションで勝負する選手の代表例です。

①左右対称の美しい身体

デキスタージャクソンといえば、左右対称の美しいバランスの取れた身体が特徴です。

筋肉のつき方などは人によって大きく違っており、いくら筋肉のサイズが大きくても

  • 左側の筋肉が小さく、右側の筋肉がやや大きい
  • 筋肉のつき方そのものがあまりキレイではない
  • 身体は大きいがコンディションが悪い

みたいな感じで、見栄えが悪いポイントがあります。

デキスタージャクソンの場合はそれがあまり無く、常に美しい身体なのが最大の特徴だと思います。

腹筋周りがわかりやすい

美しさでいえば、腹筋周りが一番わかりやすいかもです。

上はローリーウィンクラーとの比較ですが、こう見るとデキスタージャクソンの腹筋周りの左右対称性や美しさが目立ちますよね。

他の選手と比較しても、腹筋周りはかなりキレイに見え、事実海外でもかなり評価されているポイントです。

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②サイズはやや小さいが弱点もない

ビッグラミーやフィルヒースなどのような筋サイズの大きい選手と比べると、デキスタージャクソンはやや小さく見えてしまいます。

例えば上の写真はフィルヒースとの比較ですが、特に脚周りなどはサイズはフィルヒースの方がかなり大きく見えますよね。

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上の写真はビッグラミーとの比較です。

こちらも、全体的なサイズはビッグラミーの方が大きく見えると思います。

ただ、「背中は強いが脚は弱い」みたいな際立って弱い部分というのがデキスタージャクソンにはありません。

海外では「弱点の無い身体」ともいわれており、これも身体の対称性や美しさの評価を上げているポイントだと思います。

実際、サイズだけ見たら負けていたと思われる上のビッグラミーとの試合も、勝ったのはデキスタージャクソンです。

サイズだけを競うのがボディビルではないということが伝わってくる試合ですね。

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デキスタージャクソンの経歴

小さいころから身体能力が高かった

デキスタージャクソンは1969年11月25日にアメリカ合衆国フロリダ州ジャクソンビルで生まれました。

デキスタージャクソンは生まれ持って身体能力が高く、兄弟の中でも一番活発的だったそうです。

その身体能力のせいもあってか、高校では40m走で4.20という、アメリカ国内で最速記録を持っていたそうです。

スポーツはアメフトが中心でしたが、体操やブレイクダンス・空手など色んなスポーツをやっていたそうで、特に空手は黒帯だったそうです。

デキスタージャクソンは高校を卒業してから料理人として働き始めました。

というのも、もともと大学に進学する予定だったみたいですが、彼女が妊娠してしまったらしく、進学をあきらめて働くことにしたそうです。

20歳でボディビル大会に出場し、いきなり優勝

そんな生活の中、友人たちがボディビル大会に出る事をアドバイスしてきたそうです。

というのも、遺伝的に相当恵まれており、本格的にトレーニングに打ち込んでいないのにも関わらず身体がかなり発達していたそう。

友人のアドバイスを受け、大会の準備をするためにジムに通い始めました。

そしてジムに通い始めて3週間でいきなりボディビル大会に出場し、そしていきなり優勝したそうです。

念願のプロカードを取得

自分のボディビルダーとしての可能性に気づいたらしく、優勝後から本格的にトレーニングを始めたそうです。

そして3年間のトレーニングを積み、1992年の「NPC Southern States」で3位を獲得。

さらに3年後の「NPC USA Championships」で優勝、その3年後の「North American Championships」でも優勝。

これらの成績がきっかけで、プロカードを取得してプロボディビルダーとして活動することになりました。

ミスターオリンピアで優勝

プロデビュー後もたくさんの大会に出場し、良い成績を収めてきました。

プロとしてのデビュー戦はアーノルドクラシックで、成績は7位。

1999年にはミスターオリンピアに初出場し、9位。

その後も1999~2002年の3年間で18回もコンテストに出場し、良い成績を獲得してきました。

ミスターオリンピアは2000年に9位、2002年に4位、2003年に3位と徐々に成績を伸ばし、2008年についに優勝しました。

その後も数多くの大会に出場しては良い成績を獲得し続け、現在は「歴代で最も優勝経験の多いボディビルダー」という記録を持っています。

デキスタージャクソンのコンテスト成績

ミスターオリンピアとアーノルドクラシックの成績を記載しておきます。

コンテスト 順位
2018 Mr.Olympia
Arnold Classic
Arnold Classic Australia
7位
2位
3位
2017 Mr.Olympia 4位
2016 Mr.Olympia
Mr.Olympia EUR
Arnold Classic EUR
Arnold Classic South Africa
3位
1位
1位
1位
2015 Mr.Olympia
Arnold Classic
Arnold Classic EUR
Arnold Classic Australia
2位
1位
1位
1位
2014 Mr.Olympia
Arnold Classic EUR
5位
3位
2013 Mr.Olympia
Arnold Classic
5位
1位
2012 Mr.Olympia
Arnold Classic
4位
5位
2011 Mr.Olympia 6位
2010 Mr.Olympia
Arnold Classic
4位
4位
2009 Mr.Olympia 3位
2008 Mr.Olympia
Arnold Classic
1位
1位
2007 Mr.Olympia
Arnold Classic
3位
2位
2006 Mr.Olympia
Arnold Classic
4位
1位
2005 Arnold Classic 1位
2004 Mr.Olympia
Arnold Classic
4位
3位
2003 Mr.Olympia
Arnold Classic
3位
4位
2002 Mr.Olympia
Arnold Classic
4位
3位
2001 Mr.Olympia
Arnold Classic
8位
5位
2000 Mr.Olympia
Arnold Classic
9位
5位
1999 Mr.Olympia
Arnold Classic
9位
7位
Mr.ゴリラ
Mr.ゴリラ
2008年はオリンピアでもアーノルドでも優勝し、他の大会でも全部優勝しているから、全盛期ともいわれているよ!

デキスタージャクソンのトレーニング

デキスタージャクソン(Dexter Jackson)のトレーニングメニュー例をご紹介していきます。

なお、デキスタージャクソンの代表的な1週間のスケジュールはこんな感じです。

  • 月曜日:脚(四頭)
  • 火曜日:胸&ふくらはぎ
  • 水曜日:背中
  • 木曜日:肩&脚(ハムストリング)
  • 金曜日:腕
  • 土曜日:オフ
  • 日曜日:オフ

1週間のスケジュールは、自身の予定やコンテストまでの残り期間などによって常に変動するため、これはあくまでも一例となります。

また、デキスタージャクソンのトレーニングの最大の特徴が「あまり高重量を扱わない」ということです。

Dexter Jackson – "I Get BIG With small Weights!"

 

実際、上の動画でも本人は「できるだけ軽い重量を扱う」と語っています。

大きくなるのに重量はいらないという考えみたいですね。

ここら辺の考え方はカイグリーンとかとも近いかもしれません。

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胸のトレーニングメニュー

 

デキスタージャクソンの胸トレーニングメニューはこんな感じです。

胸トレーニングメニュー
  • スミスマシンインクラインプレス
    6セット
  • チェストプレス
    3セット
  • インクラインダンベルフライ
    4セット
  • デクラインチェストプレス
    3セット

メニューは基本的なメニューですが、4種目中3種目がプレス系とやや多めですね。

なお、トレーニングの詳細についてはこちらで解説しています。

デキスタージャクソンの胸トレーニングを徹底解剖【プロから学ぶ】 こんにちは!パーソナルトレーナーのゴリラです。 今回は、ボディビルダーのデキスタージャクソン(Dexter Jackson)の...

背中のトレーニングメニュー

Dexter "The Blade" Jackson Back Attack

 

デキスタージャクソンの背中トレーニングメニューはこんな感じです。

背中トレーニングメニュー
  • ラットプルダウン
    4セット
  • シーテッドロウ
    4セット
  • チンニング
    4セット
  • クローズグリップラットプルダウン
    4セット

プル系が3種目と、プル系を重視としたトレーニングを行っているようですね。

なお、トレーニングの詳細についてはこちらで解説しています。

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脚のトレーニングメニュー

IFBB Pro Dexter Jackson's Bodybuilding Leg Workout for Mass | Classic Workout (HD)

 

デキスタージャクソンの脚トレーニングメニューはこんな感じです。

脚トレーニングメニュー
  • レッグエクステンション
    3セット
  • マシンスクワット
    4セット
  • バーティカルレッグプレス
    4セット
  • レッグプレス
    4セット
  • リバースハックスクワット
    4セット
  • ウォーキングランジ
    2セット
  • シングルレッグサイドハックスクワット
    4セット

他の部位に比べるとかなり種目が多いように見えるので、脚はかなり重視して鍛えているポイントなのかもしれません。

なお、トレーニングの詳細についてはこちらで解説しています。

デキスタージャクソンの脚トレーニングを徹底解剖【プロから学ぶ】 こんにちは!パーソナルトレーナーのゴリラです。 今回は、ボディビルダーのデキスタージャクソン(Dexter Jackson)の...

肩のトレーニングメニュー

Dexter Jackson Shoulder Destruction Workout

 

デキスタージャクソンの肩トレーニングメニューはこんな感じです。

肩トレーニングメニュー
  • マシンサイドレイズ
  • スミスマシンショルダープレス
  • パラレルグリップショルダープレス
  • ケーブルリアデルトフライ
  • サイドレイズ

サイドレイズから始まり、サイドレイズに終わるあたり、一番重要視しているのは三角筋中部でしょう。

三角筋中部は胸や背中など、他の筋肉のトレーニングでは使われにくいのに、筋肉として目立つ部分なので、当然といえば当然かもしれません。

なお、トレーニングの詳細についてはこちらで解説しています。

デキスタージャクソンの肩トレーニングを徹底解剖【プロから学ぶ】 こんにちは!パーソナルトレーナーのゴリラです。 今回は、ボディビルダーのデキスタージャクソン(Dexter Jackson)の...

腕のトレーニングメニュー

Dexter "The Blade" Jackson Arm Workout

 

デキスタージャクソン(Dexter Jackson)の腕トレーニングメニューはこんな感じです。

腕トレーニングメニュー

【上腕二頭筋】

  • マシンアームカール
    2セット
  • 21アームカール
    2セット
  • シングルアームマシンカール

【上腕三頭筋】

  • プレスダウン
    2セット
  • マシントライセプスディップス
    2セット
  • ローププレスダウン
    2セット

それぞれ3種目ずつ行い、他の部位と比べるとボリュームは比較的控えめです。

また、腕は二頭と三頭を同じ日に鍛える場合が多いみたいです。

なお、トレーニングの詳細についてはこちらで解説しています。

デキスタージャクソンの腕トレーニングを徹底解剖【プロから学ぶ】 こんにちは!パーソナルトレーナーのゴリラです。 今回は、ボディビルダーのデキスタージャクソン(Dexter Jac...

デキスタージャクソンの食事メニュー

<1日の合計栄養成分>
カロリー:3,515kcal
タンパク質:361g
炭水化物:232g
脂質:124g

食事の内容を見ると、食事回数が7回と多く、炭水化物が少なく脂質が多いという内容です。

夕食のステーキでかなり脂質をとっていますが、これは外食しているからだと思います。

自宅での調理が中心ですが、外食をしたりなど、食事を楽しむ様子もあります。

また、デキスタージャクソン本人も言っていますが、夜遅い時間は炭水化物を極力控えた食事にしているそうですね。

各食事メニューの詳細

食事1(8:00)

<食事メニュー>
グリッツ 1袋、プロテインシェイク 2杯

※グリッツ:とうもろこしの粉末

<栄養成分>
カロリー:440kcal
タンパク質:75g
炭水化物:36g
脂質:3g

トレーニング前(8:30)

プレワークアウトサプリメントを摂取

トレーニング(9:00)

1時間半ほど

食事2(10:30)

<食事メニュー>
ポストワークアウトシェイク(プロテイン+糖質)

<栄養成分>
カロリー:410kcal
タンパク質:57g
炭水化物:35g
脂質:5g

食事3(13:00)

<食事メニュー>
みそ汁、エビ 12個、ロブスター 170g、白米1カップ、マッシュルーム&たまねぎ&ズッキーニのサラダ1カップ

<栄養成分>
カロリー:770kcal
タンパク質:60g
炭水化物:85g
脂質:16g

食事4(15:30)

<食事メニュー>
シェイク(トレーニング後と同じもの)

<栄養成分>
カロリー:410kcal
タンパク質:57g
炭水化物:35g
脂質:5g

食事5(18:30)

<食事メニュー>
ステーキ 283g、マッシュポテト 1盛り

<栄養成分>
カロリー:975kcal
タンパク質:58g
炭水化物:33g
脂質:65g

食事6(22:30)

<食事メニュー>
卵白 8個、卵黄2個、ターキーベーコン4個

<栄養成分>
カロリー:330kcal
タンパク質:48g
炭水化物:0g
脂質:13g

食事7(23:30)

<食事メニュー>
アーモンド

<栄養成分>
カロリー:180kcal
タンパク質:5g
炭水化物:8g
脂質:15g

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デキスタージャクソンのアパレル

こんな感じで、自分のHPで服も販売しています。

スマホの壁紙などもダウンロードできるみたいですね。

>>デキスタージャクソンのアパレルショップ

まとめ:デキスタージャクソンについて

いかがでしたか?

今回はボディビルダーのデキスタージャクソンについて、経歴・身長・特徴・トレーニング・食事メニューなどを解説しました。

世界的ボディビルダーのため、トレーニングや食事など、学べるところも多かったと思います。

気になったところは是非、自分のボディメイクにも活かしてみてください!

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