コラム

【筋トレ】お酒(アルコール)は減量期に飲んでも問題ない【条件は4つ】

こんにちは!ゴリラです。

「筋トレの減量期ってお酒は絶対飲んじゃダメ?」

今回は、こんな疑問に答えます。

この記事の内容
  1. お酒は減量期に飲んでも問題ない
  2. お酒を減量期に飲むための条件4つ

この記事を書いてる僕は、筋トレ歴7年ほど。

パーソナルトレーナーもやっており、これまで色んな方々に色んな知識を提供してきました。

こういった背景の僕が、「筋トレの減量期に飲むアルコール」について解説していきたいと思います。

【筋トレ】お酒(アルコール)は減量期に飲んでも問題ない

結論から言うと、アルコールを減量期に飲んでも問題ないです。

重要なのは、「摂取カロリーに対して消費カロリーが上回っているかどうか」であり、これが全てです。

要は、アルコールを減量期に摂取しようが、トータルカロリーがマイナスであれば減量できます。

事実、減量中でも気にせずお酒を飲むボディビルダーとかもふつうにいます。要はカロリーが全てです。

Mr.ゴリラ
Mr.ゴリラ
逆に言えば、たとえ1杯しか飲まなくてもカロリーオーバーなら太るよ!

軽く飲むくらいならテストステロンへの影響もない

アルコールを飲む⇒テストステロン(男性ホルモン)の分泌が下がる⇒筋肉に悪影響」といった考えを持っている方も多いと思います。

これは正しい考えで、大量にアルコールを飲むとテストステロンへ悪影響が出ます。

ただし、ビールをジョッキで1~2杯飲む程度ならほとんど影響はないので、軽く飲むくらいなら全然OKです。

ある研究<1>では、1.5g/kgの純アルコールを摂取した場合に長時間に渡ってテストステロンの分泌が約23%抑制されることがわかっています。

成人男性の平均体重である65kgほどで計算すると、ビールをジョッキで5杯ほど飲むとNGという計算になります。

一方で、ある研究<2>では、0.5g/kgの純アルコールを摂取した場合、むしろ最大で17%テストステロンの分泌は上がるということがわかっています。

体重65kgであれば、ビールをジョッキ1~2杯ならOKという計算になりますね。

なお、これは飲酒による一時的な性欲の上昇が理由で、筋肥大への影響はないみたいです。

もちろん、アルコールを飲まないに越したことはない

アルコールには以下のように人体への悪影響になるので、できるだけ飲まない方が良いのは間違いないです。

  • テストステロンへの悪影響
  • 睡眠への悪影響
  • 不必要なカロリー摂取
  • 利尿作用による水分不足
  • その他たくさん

ただし、だからといってアルコールを完全に飲んではダメかというと、そういうわけではないです。

重要なのは「ちゃんと飲酒量をコントロールできるか」という事で、コントロールできるならお酒は全然OKだと思います。

Mr.ゴリラ
Mr.ゴリラ
ただ、普段は大丈夫でも酔うとコントロールできなくなる人も多いから注意!

【筋トレ】お酒(アルコール)を減量期に飲むための条件4つ

もしアルコールを減量中に飲むなら次の4つを守るようにしましょう。

  1. 身体に影響が出るほど飲まない
  2. カロリーをコントロールする
  3. 飲酒後は減量に戻る
  4. 水をたくさん飲む

その1:身体に影響が出るほど飲まない

上でも説明した通り、アルコールは軽く飲むくらいなら大丈夫ですが、飲みすぎるとNGです。

テストステロンの分泌が下がったり、睡眠に悪影響が出たりするので、飲むならせめてビールをジョッキ1~2杯くらいに抑えましょう。

もちろん、アルコールの耐性は個人差が大きいため、弱い人であればもうちょい抑えても良いかもです。

少なくとも、2日酔いになって次の日のトレーニングや食事に影響が出たら完全にNGなので、控えめの飲酒がポイントです。

その2:カロリーをコントロールする

筋トレの減量時にアルコールを摂取することで一番怖いのは、カロリーだと思います。

ビールなど、お酒にはカロリーがあるので減量失敗の直接的な原因になります。

また、アルコールを飲むと食欲が増すので、つい脂っこいものを食べすぎちゃったりします。

無意識のうちにカロリーを大幅に摂っていたりするので、かなり気を付けた方が良いです。

カロリー計算した上でお酒を飲むのがポイント

事前にカロリー計算して、飲む量と食べる量を決めておくと良いです。

飲みながら飲酒量をコントロールするのって結構難しいですし、気が付いたら結構飲んでいた・・・なんて日常茶飯事です。

「カロリー計算なんて面倒!」って言って不必要に飲みすぎ・食べすぎちゃう人は、ぶっちゃけ飲まない方が良いです。

どんなお酒を飲むべき?

シンプルに「糖質の少ないお酒」を飲むのが良いと思います。

つまり、ビールやカクテルなどは避け、ハイボールや焼酎などを飲むイメージですね。

とはいえ、トータルのカロリーさえコントロールできれば何を飲んでも良いので、そこまで神経質にならなくてOKです。

パンダ君
パンダ君
じゃあ、ビールを飲みたいからその日の食事を若干減らすってのはアリ?
Mr.ゴリラ
Mr.ゴリラ
全然OK!もちろん、食事からカロリーを摂った方が良いのは間違いないけどね!

その3:飲酒後は減量に戻る

アルコールを飲むと、次の日は筋トレを休んだり、食事をうまく戻せなかったりする人も多いです。

ただ、ここでサボってしまうと減量失敗の原因になるので、次の日からまたスイッチを切り替えるのがポイントです。

というのか、次の日にダルくなったりなど、めちゃくちゃ影響が出るのであれば、単純に飲みすぎですね。

その4:水をたくさん飲む

アルコールには利尿作用があり、意外と身体が水分不足になったりします。

筋トレしてる人にとって水分はかなり重要で、水分不足になると筋トレパフォーマンスや代謝が落ちたりします。

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また、水分不足になると睡眠への悪影響が出たり、二日酔いの原因にもなったりするので注意が必要です。

  • 睡眠への悪影響
    ⇒筋肉修復やホルモンの分泌が妨げられる
  • 二日酔い
    ⇒次の日の筋トレや食事に悪影響

水分不足を防ぐため、アルコールを摂取したらたくさん水を飲むようにしましょう。

アルコールを摂取したらどれくらい水を飲むべき?

お酒の種類や飲んだ量によってかなり変わりますが、「日本酒200mlにつき水を500ml飲む」というのが目安です。

ビールやチューハイみたいなアルコール度数が低いものは、お酒にかなり水分が含まれているため、そこまで気にしなくてOKです。

もっと具体的に知りたい方は、以下の計算機にお酒を飲んだ量を入力すると、自動で必要な水分量を計算してくれます。

>>アルコール摂取後の必要水分量計算機

まとめ:筋トレの減量期でもお酒(アルコール)を飲むのはOK

この記事のまとめ
  • 減量期でもアルコールは摂取してOK
  • 摂取カロリーが消費カロリーを下回ってれば飲酒しても減量できる
  • お酒を飲むかどうかが重要なのではなく、飲酒量をコントロールできるかが重要

こんな感じです。

「お酒を飲む=減量失敗」みたいに考える人もいますが、ぶっちゃけそんなに悪影響はないので、そこまで神経質にならなくてOKです。

重要なのは「飲酒量をコントロールすること」なので、コントロールした上で上手くお酒と付き合っていきましょう。

参考文献
<1>The Pulsatile Secretion of Gonadotropins and Growth Hormone, and the Biological Activity of Luteinizing Hormone in Men Acutely Intoxicated with Ethanol
<2>Testosterone increases in men after a low dose of alcohol.

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