腕のトレーニング

【上腕二頭筋】21アームカールの筋肥大効果とは?やり方・注意点とあわせて解説

こんにちは!ゴリラです。

「21アームカールってどんなメリットがある?やり方や注意点は?」

今回は、こんな疑問に答えます。

この記事の内容
  1. 21アームカールとは?
  2. 21アームカールの筋肥大効果
  3. 21アームカールのやり方
  4. 21アームカールの注意点

この記事を書いてる僕は、筋トレ歴が約7年のパーソナルトレーナー。

日本ではあまり知られていない海外の研究データなどにも目を通しながら、日々トレーニングを勉強しています。

こういった背景の僕が、「21アームカールの効果・やり方・注意点」について解説します。

【上腕二頭筋】21アームカールとは?

21アームカールは上腕二頭筋の種目で、7レップごと異なる可動域で行うアームカールのことです。

アーノルドシュワルツェネッガーが好んでやっていたことでも有名で、今でも色んなボディビルダーに愛されている種目です。

【上腕二頭筋】21アームカールの筋肥大効果

21アームカールは筋肥大にとても効果的な種目です。

なぜか?理由は以下の2つです。

  1. 可動域全てで強い負荷をかけられる
  2. 筋肉に強いメタボリックストレスを与えられる

筋肥大効果①:可動域全てで強い負荷をかけられる

通常のアームカールは、全ての可動域の中でも真ん中らへんが一番きつく感じます。

つまり、「上半分や下半分だけの可動域ならまだ全然できるのに、真ん中らへんで重りが上がらなくなって潰れる」となりがちです。

Mr.ゴリラ
Mr.ゴリラ
途中までならまだ上がるのに・・・っていう感じだね

21アームカールでは、上半分と下半分を事前に追い込んでおけるので、下~上までの可動域全てで強い負荷を二頭筋にかけられます。

それだけ筋肉を追い込めるという事ですし、筋肉に新しい刺激が入ることにもなるので、筋肥大に繋がります。

Mr.ゴリラ
Mr.ゴリラ
真ん中らへんが辛いのであれば、楽に感じる上半分と下半分を先に疲労させておけば良い!っていう発想

通常のアームカールとは異なる刺激が入る

実際、今まで通常のアームカールしかやってこなかった人に、21アームカールをやらせてみると、かなりの確率で次の日に筋肉痛になっています。

もちろん、二頭筋に色んな種目を取り入れているなら別です。

ただ、「全ての可動域で強い負荷を二頭筋に与える」というのは、やはり通常のアームカールだけだと難しい事なんだと思います。

筋肥大効果②:筋肉に強いメタボリックストレスを与えられる

簡単に言うと、筋肉がパンプするということですね。

国際的なフィットネス専門家であるBrad Shoenfeld博士の研究によると、身体が筋肥大を起こす大きな要素に「メタボリックストレス」というのがあります。

このメタボリックストレスは、高回数でトレーニングしたときに起こるパンプによって与えられます。

21アームカールは、通常のアームカールに比べて筋肉がかなりパンプしやすいため、筋肥大効果があるとも言えますね。

Mr.ゴリラ
Mr.ゴリラ
「パンプする=筋肥大効果がある」って思っておけばOK!

【上腕二頭筋】21アームカールのやり方

Do 21's to Get Bigger Biceps

 

具体的な21アームカールのやり方を解説していきます。

説明はバーベルでやってますが、ダンベルでやってもOKです。

1~7レップ:下半分だけ

  1. バーベル or ダンベルを肩幅くらいで持つ
  2. 下半分の可動域でアームカールをする
  3. これを7レップ行う

8~14レップ:上半分だけ

  1. 7レップ終わったら、インターバルなしで続けて上半分の可動域でアームカールする
  2. これを7レップ行う

15~21レップ:フルで行う

  1. 7レップ終わったら、最後に上から下まで可動域をフルに使ってアームカールを行う
  2. 7レップ終わったら終了

バーベルとダンベルはどっちがおすすめ?

ぶっちゃけ、どっちでもOKです。

ただ、「左右均等に負荷をかけられる」「フォームの微調整ができる」という理由から、僕はどちらかといえばダンベルでやる方が好きです。

バーベルVSダンベルについて、詳しくは以下の記事で解説しています。

ダンベルとバーベルはどっちが筋肥大に効果的?違いと使い分けを紹介 こんにちは!パーソナルトレーナーのゴリラです。 今回は、「ダンベルとバーベルはどっちが筋肥大に効果的?」をテーマに...

セット数はどれくらいがベスト?

上腕二頭筋の場合、1週間の合計セット数が10セット程度になるようにするのがおすすめです。

なので、例えば週に2回上腕二頭筋をトレーニングする場合、1回のセット数は5セット程度になるため、

  • 1種目:3セット
  • 2種目(21アームカール):2セット

⇒合計5セット。これを週2回やれば週の合計セット数が10セットになる

こんな感じのイメージです。

詳しくは以下の記事で解説しています。

【筋トレボリューム】筋肥大に最適なセット数の目安は?部位別に解説 こんにちは!パーソナルトレーナーのゴリラです。 「筋トレをするとき、筋肥大に最適なセット数の目安っていくつ?」とい...
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インターバルは何分がおすすめ?

1~2分がおすすめです。

詳しくは以下の記事で解説しています。

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【上腕二頭筋】21アームカールの注意点

21アームカールで上腕二頭筋を筋トレする際、3つのことに注意してください。

  1. トレーニングの終盤に行うこと
  2. 重量設定を間違えないこと
  3. 15~21レップでは可動域を広くとること

注意点①:トレーニングの終盤に行うこと

例えば上腕二頭筋を3種目やるとしたら、2~3種目めに持ってくるのがおすすめです。

というのも、上で説明した通り、この種目の大きなメリットに「パンプさせられる」というのがあります。

ただ、一番最初にこの種目からやってしまうと、上腕二頭筋が疲労し、あまり重量を扱えなくなってしまいます。

筋肥大にはメカニカルテンションも重要

国際的なフィットネス専門家であるBrad Shoenfeld博士の研究によると、身体が筋肥大を起こす要素に「メカニカルテンション」というのもあります。

これは、「筋肉にかかるテンション」のようなイメージで、高重量でガツンと筋トレしたときに入りやすいです。

もちろん、先ほど説明したとおり「パンプ」というのも筋肥大には重要なのですが、「高重量でテンションをかける」というのも重要です。

そして高重量を一番扱えるのはどのタイミングかといえば、筋肉が疲労してない一番最初の種目ですね。

なので、以下のような流れを取ることで、筋肉に強いテンションを与えつつ、筋肉をパンプさせられるため、筋肥大に効果的です。

  1. まずは通常のアームカールを高重量で行う(6レップくらいで限界になる重量)
  2. 最後に21アームカールを行う(パンプ狙い)
Mr.ゴリラ
Mr.ゴリラ
もちろん、序盤にやるのがダメなわけじゃないけど、どちらかといえば終盤にオススメって感じ!

注意点②:重量設定を間違えないこと

例えば重量設定をミスってしまい、3レップ+3レップ+3レップとかってやってしまうと、筋肉がパンプしにくいです。

21レップを異なる可動域を使ってやるので、結構重量設定が難しいんですよね。

なので、割と軽めの重量でやるのが良いかなと思います。

重量を減らしていくのもアリ

バーベルだと重量をすぐに変えられないので難しいですが、ダンベルの場合は重量を減らしていくのもアリです。

例えば、以下のような感じですね。

  1. 12kgで7レップやる
  2. 10kgで7レップやる
  3. 8kgで7レップやる

海外の有名なトレーナーであるJeff Cavaliere氏なんかは、この方法を推奨していますね。

同じ重量でやる場合、最初の7レップと次の7レップでは余力が残りがちですが、重量を減らしながらやることで、常に限界まで追い込めます。

注意点③:15~21レップは可動域を広くとること

最後の7レップでは、フルで可動域をとるのがポイントです。

アームカールは、中途半端な狭い可動域で筋トレする人が多いのですが、重量を下げてでも広い可動域にした方が筋肥大効果があります。

photo by athletebody.jp

これは上腕二頭筋の種目である「プリチャーカール」の研究データですが、可動域を広くとった方が筋肥大していることがわかります。

基本的に多くの種目では、可動域を広めに取る方が筋肥大効果があります。

まとめ:21アームカールで上腕二頭筋を筋肥大させよう

21アームカールは多くのボディビルダーが行っている、非常に人気で優秀な種目です。

また、普段21アームカールをやらない人にとっては、かなり新しい刺激が得られるので、結構楽しいと思います。

この記事でお話ししたことを踏まえ、一度自分のメニューに取り入れてみるのも良いと思います。